ver.1.8.30
ちゃんと自分のライブを見返したのは
初めてかもしれない。
お前がワンマン配信をするなんて
正気の沙汰じゃない。
それも思いつきと勢いだけで。
無気力島崎は言う。
自分は稀にこういうことをする。
音源をつくっていたときもそうだった。
こういう時は決まって眠れなくなる。
寧ろ眠らなくなる。
のちに響くから辞めてほしいと
無気力島崎は言うのだが、
できるなら初めからそうしている。
まったく困ったものである。
生活リズムを取り戻すのが
こんなにも難しいとは。
10代の頃はもっと器用だったろうに...
こういうとき、
あの人ならどう言うのだろうと考えた。
考えても、結局何もわからなかった。
わからなかったから、
思いつくことを思いつくだけ書き出した。
話しているうちに
出口が見つかるかとも思ったけれど、
そんなこと、あるわけがなかった。
感情を言葉にするのは難しい。
明確な数字で表せれば
楽なのだろうけれど、
でもきっとそうなったら
心は死んでしまうのだろうとも思う。
うたをうたった。
そんなつもりで書いたわけじゃなかった。
あの日のうたのほとんどは
全く別の意味を持った
音と言葉の集合体だった。
別の誰かのうたをうたっているような、
不思議な気持ちだった。
色んな人のことを思い出した。
そういえば、
うたうのに理由が必要だと、
思い込んでいたのは
いつからだっただろう。
話しの文字起こしをしようか
とも思ったが、
ここでまた無気力島崎が嫌がった。
でも、それでいいかもしれない
と自分も納得した。
自分の言葉である証拠、
映像だからこそ意味があるのだ。
きっとそうだ。
決して面倒だとか、
今更恥ずかしいとか、
そういうのではないのだ。
あんなに沢山の方々に
観ていただけるなんて思わなかった。
皆様の言葉を読み返しながら、
なんて幸せ者なんだ、
と無気力島崎が妬んだ。
ざまあみやがれと思った。
何にも変わってないよあんた、
安心したよ。
こんな我儘に付き合ってくださった
心優しい皆様に、心からの感謝を。
ありがとうございました。
無理とわかっていても、
少しづつでも返したい。
このままでは身の丈に合わない。
そのときは、遠慮なく受け取ってほしい。
近頃、自室でギターを弾いていると
じゃくさんが寄ってきて、
ストロークしている指を甘噛みして
撫でてほしいアピールをしてくる。
...かわいい。かわいいなぁ。
かわいいが正義なら、
じゃくさんは正義の化身だ。
来世はそうありたい。
Komentar